時空の姫

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「母さん、ミッシェル姉さん、ルーシー姉さん、行ってきます」 私はそれだけは口に出して言うと時空の能力を解放して銀髪になった。そしてすぐに時空間を裂いた。 時空間は表現することがかなり難しいくらいぐにゃぐにゃとしているがこれからここに入って時渡りをしないといけない。 私は時渡りをして生愛の能力と混沌の能力が揃うとされる時代に行くつもりだ。 私が時渡りをして成功する可能性はかなり低い。でも生愛の能力と時空の能力が揃う時代が絶対に来ると思っている。 その時に時空の能力が使える私がいればどんなことが起ころうとも絶対に対応できるはずだ。いや、対応しなければならない。 「ここが時空間の中じゃ。中に入ればどの時代に行けばいいのかは我が案内する。だからしっかりとついて来るのじゃ」 「わかってる。じゃあ、クロノス爺お願い」 「うむ、では参るぞ」 クロノス爺は私の手を引っ張りながら中に入っていく。私は絶対にクロノス爺の手を離すことはなかった。 ・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・ これが私が時渡りしてくるまでのことよ。何か質問とかあるかしら?」 オレ達はアスカさんの過去を知ってかなり驚いていて声を出すことさえできなかった。
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