紫電の雷帝Ⅱ～絆～

時空の姫

「オレなら既に準備はできてる」

オレがそう言うと二人ともわかっているという表情をしていた。戦う前の最後の確認ってところだから別に言わなくてもわかっている。

オレ達は時空の能か解除された瞬間にマンモンに向かっていく。マンモンはオレ達が回復していたことに驚いていたがすぐに構える。

オレは一人で、優里とエリスは二人で戦うようにするため、それぞれ分かれてマンモンを惑わす。

マンモンは先に一人であるオレからやった方がいいと判断したらしくこちらに向かってこようとしたが優里とエリスに魔法を撃たれてそれを避ける。

アスカさんがマンモンに攻撃していたことを参考にしながら魔法を撃った二人だったがなかなかいい線はいってると思う。

マンモンが調子を戻す前にある程度のダメージを与えておけばオレ達に勝機がある。

「調子に乗るな!!」

「二人とも横に跳べ!!」

優里とエリスが横に跳んだと同時にオレが水龍をマンモンに向けて放った。