時空の姫

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オレとしてはシオンさんが左腕を失っていることが気になったがそれを確かめている時間はない。 すぐに今来た人達に念話でここまでの状況を簡単に説明した。みんなすぐに状況を把握してくれたのでオレはこれからどうするかを考えようとした。 でもマンモンはそんなことをさせてくれないのでみんなに攻撃を喰らわないように注意したら先程まで重傷で倒れていた光が隣にいた。 傷は治してもらったが先程の出血もあって顔色が悪かったが一応動けている。 「もう大丈夫なのか?」 「少し調子悪いが動けるくらいまで回復してもらった。まさか龍ヶ崎があれほど強いとは思わなかったぜ」 「龍ヶ崎の身体を利用していたマンモンの方が厄介だ。光やカインさんが敵わない相手だっがオレも一対一では無理そうだ」 「まさか先生がやられるとはオレも予想外だった。そのせいでいろいろと混乱したから先生を助けに入ったつもりが返り討ちだよ。カッコ悪すぎだぜ」 「オレとしては二人が生きているだけで良かった。あの時の二人を見たらもしかしたら助からないと思ったからな。それで早速で悪いがマンモンをどうやって倒す?」 「それをオレに聞くのか。悪いがまだ何の策も浮かんでない。祐希奈の中にいるラーティミアさんに聞いてみたらどうだ?」
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