時空の姫

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「蓮、話したいことがあるの」 「奇遇だな。オレも祐希奈に話したいことがあったんだ」 「その感じだとラーティに聞いてみたかったみたいね。そのラーティからのアドバイスよ」 「手短に教えてほしい」 祐希奈はオレとスピードを合わせてマンモンの攻撃を避けながらラーティミアさんに言われたことをオレに話した。 ラーティミアさんが言うには祐希奈が指示を出し、他のみんなはそれに合わせて攻撃をすればいいと簡単なものだった。 そしてオレ、優里、エリス、アスカさんの四人がその間に魔力を溜め込み、あとは四人同時に放てばいいらしい。 成功するとかしないとか考えている時間はない。今はこれにかけてみるしかない。 「祐希奈はそのままでいろ。オレがみんなに念話して伝えたらすぐに始めてもらう」 「わかった。あたしはいつでもいいからタイミングは任せるね」
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