時空の姫

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オレはすぐにみんなに祐希奈が指示を出すことを伝えた。祐希奈が指示を出すことに異論はないみたいだ。 祐希奈にはラーティミアさんがってわかっているから間違った指示はしないとわかっているみたいだ。 そして魔力を溜め込む間のオレ達の護衛として、オレには母さん、優里には梓さん、エリスには零華さん、アスカさんにはカインさんがつく。 それぞれ別の場所で魔力を溜め込まないと全員が同じところにいたら一気にやられる可能性がある。だから護衛は必要なんだ。 「まさか蓮の護衛をしないといけない日が来るとは思いもしなかったわ。でも息子と一緒に戦うのも悪くはなかったわよ」 「オレも同じだよ。まさか母さんや父さんと一緒に戦えるとは思ってなかったから嬉しいと思ってる」 「いつの間にか大人になったのね。親として成長を見てこれなかったのは残念だけど立派になってくれて嬉しいわ」 「そう言ってくれてありがとう。胸を張って母さんと父さんの息子だってオレだって言えるな」 母さんは照れくそうにしていた。そんな母さんを見てからオレは深呼吸して心を落ち着かせることにした。 そしてこちらの準備が整ったら祐希奈に合図を出した。
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