時空の姫

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「氷の舞 」 母さんは双剣に氷属性を纏わせるとナイフを叩き落としていく。ナイフは氷属性を纏った双剣に当たると一瞬で凍ってしまい凍った重みで下に落ちていく。 母さんがこちらに向かってくるものをすべて叩き落としたらこちらに向かって誇らしそうにしている。 「私もまだまだやれるでしょ?」 「かなり動けると思う。でも梓さんや零華さんには劣るんじゃないか?」 「ブランクがあるんだからしょうがないでしょ。すぐに二人に追い付いてみせるからその時はちゃんと見なさいよ」 母さんのこの調子ならすぐに梓さんや零華さんと肩を並べるくらいの実力になると思う。 親子だからというのではなく、客観的に見ての話だ。家族だからこそ贔屓したりしてはいけない。 優里、エリス、アスカさんのところもそれぞれの護衛がちゃんと働いているから三人とも集中して魔力を溜め込むことができている。 このままの状態ならもう少しで撃てるようになるからそれぞれが集中している。
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