時空の姫

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マンモンは力を振り絞って魔法の効果範囲から逃れたがかなりのダメージを負っていた。先程までとは状況が逆になっていると誰もが思っていたはずだ。 マンモンが逃げた先には既に雅一さんがソウルブレイカーを構えて立っていた。 「ダークネスバス「お前には攻撃させないからな」 雅一さんは魔力が溜まっている左腕を斬り落とした。マンモンの身体は硬くなっていなかったのでソウルブレイカーに属性付与はしなくても簡単に斬り落とすことができた。 「終わりだ」 雅一さんはそのままソウルブレイカーで斬りつけた。マンモンはそれを避けることはできなかったのて身体中から血を流している。 雅一さんももうマンモンが動けないと思ったから構えを解くとマンモンは身体を再生させながら雅一さんの前から逃げ出す。 「殺さなかった自分を恨むんだな」 「そんなことはあたしがさせないなの」 こうなることを予想していた瑞希が魔武器の水楼を砲撃モードにして構えていた。
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