時空の姫

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関係のない話になってしまったがその間に瑞希は魔武器の水楼からの砲撃ではなく、自分の手から魔法を放っていた。 もちろん瑞希の砲撃が悪かったわけではない。マンモンの回復スピードが異常だっただけのことだ。 マンモンは身体を煙みたいにし、オレ達の攻撃が当たらないように上に逃げた。瑞希の魔法が届かない範囲まで行ってしまった。 魔力もほぼ溜まったからオレが行ってなんとかするしかないから魔力の翼を形成しようと思ったら先に祐希奈が飛び出していく。 純白の魔力の翼を形成し、一直線に向かっていく。もちろんマンモンは黙って止まっていてくれるわけではないので不規則な動きで祐希奈から逃れようとする。 しかし祐希奈には関係なかった。祐希奈はマンモンの動きを完璧に理解してると思えるくらいまったく同じ動きをしていた。 「光球」 飛びながら自分の回りに光の球をいくつも出してそれをマンモン目掛けて飛ばしていく。マンモンは逃れるためにさらにスピードを上げていくがそれも無駄な努力だった。 祐希奈から放たれる光の球は最初のうちは当たらなかったが段々とマンモンを捉えてきている。
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