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「みんなに拘束魔法をかける準備をしてもらいますからアスカさんはここで龍ヶ崎を見ていてください」
「その必要はない………」
「何が言いたいんだ?」
「自分が起こしてしまったことの後始末は自分でやらないといけない………」
「まさか………」
「それに長くは持ちそうにもない………。必ずなんとかしてみせる………。だからチャンスを逃さないようにしてほしい………」
オレ達は龍ヶ崎が右腕を見せてきた時に言葉を失ってしまった。龍ヶ崎の右腕は腐ってきていた。右腕だけじゃなく全身にその症状が現れている。
マンモンとの契約によって自分の命を差し出したことによる呪いみたいなものなのかもしれない。
龍ヶ崎は自分自身でもう長いことないってわかっているのだろう。だからせめて最後くらいはオレ達の役に立ちたいと思ったのかもしれない。
そんな龍ヶ崎は今出すことができる一番早いスピードで捕まっているマンモンの隣に立った。
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