時空の姫

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「光、祐希奈、手を出さないでほしい。龍ヶ崎がオレ達に協力してくれるみたいなんだ」 「さっきまで敵だった奴を信じるのか?」 「光落ち着いて。蓮が言うのにも何か理由があるんだと思う。だから今は蓮のことを信じてあげて」 「祐希奈はそれでいいのか?」 「ラーティもあたしと同じ考えみたいだから大丈夫って信じてる。ただそれだけのことだよ」 「祐希奈はそう言ってるが光はどうするんだ?もしも邪魔するならオレはここで光を気絶させないといけないけど」 「わかったよ。蓮の言うことを信じてみるさ。ただもしもの時は蓮だけじゃなくてオレもやるからな」 光がすぐに納得しないとわかっていたことなのに凄く疲れてしまった。祐希奈がいなかったらこんなに早く光を説得することはなかっただろう。 光が最低限の拘束以外は魔法を解くと龍ヶ崎はマンモンに話しかけた。 「まさかこんな風になるとは思いもしてなかった………」
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