時空の姫

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オレ、優里、エリス、アスカさんの全力の砲撃魔法がマンモンと龍ヶ崎を包み込んでいく。 「絶対に死なないぞぉぉぉ!!」 マンモンは最後までなんとかしてみせるつもりだったみたいだが龍ヶ崎が命をかけてそれを防いでくれた。オレは最後まで役に立とうとした龍ヶ崎を忘れることはないだろう、 四人の魔法が一つになったら爆発してその爆風がオレ達に襲い掛かる。防御魔法を張る時間がなかったから何もすることができずにそのまま爆風を喰らうと思っていた。 しかしいつまで経っても爆風は襲ってこない。その理由はオレ達には頼れる人がいたからだ。 「危ないところだったわね。急いで時間を止めなかったら今頃吹き飛ばされていたはずね」 「感謝してます。できれば余計な心配をさせないようにしてくれた方がかなり嬉しかったです」 「だって衝撃を防ぐために私が時間を止めてみるとか言ったらもしもできなかった時に何を言われるかわかったもんじゃないわよ」 「そんなことを言ってもちゃんとやってくれているのはさすがです」 「あら、もしかして私に惚れたの?残念だけど私にはカインとシンがいるから無理よ」 「惚れてないので安心してください。自分は優里に夢中です。そしてマリやヴィルも好きです」
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