一つの終わりと一つの始まり

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「どうなってるんだ?」 オレはみんなと一緒にギルドの前に転移してきたがギルド本部の防衛システムが発動していたし、街はギルドの隊員が魔物達と戦っていて建物は壊されているところが多かった。 「蓮!!子ども達のところに行かないと!!」 優里がオレにそう言ってくれたからすぐに冷静になって今やるべきことを考え、指示を出した。 「今から三つのグループに分かれたいと思う。子ども達のところに行くグループと怪我人の救助と非戦闘員の避難をするグループと魔物達を殲滅するグループにしたい」 すぐにグループ分けをした。子ども達のところに行くグループはオレ、優里、光、祐希奈、マルクさん、リリアさん、カインさん、アスカさん、梓さん、母さんになった。 梓さんと母さん以外はすぐに子ども達の確認をしたいという気持ちだが二人はもしもの時のためについてくるらしい。 残りは女性陣が怪我人の救助と非戦闘員の避難をして、男性陣が魔物達の殲滅にあたる。 「子ども達のところに行くグループは私の周りに集まってちょうだい。すぐに行くわよ」 銀髪になったままのアスカさんには焦っているように見えた。子ども達のことを考えると落ち着いてられないのだろう。
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