紫電の雷帝Ⅱ～絆～

一つの終わりと一つの始まり

それぞれのグループに分かれたのを確認したらすぐにオレ達はギルドの修行施設に転移した。

転移してきて最初に思ったのがやはりここも狙われていたということだ。屋敷の壁に穴があったから中に魔物達が入っていった可能性がある。

そして今も屋敷の周りには魔物達が何体かいて今にも中に入っていきそうな雰囲気だった。

オレとアスカさんはみんなよりもまだ動けるのですぐに動き出して殲滅した。わずか数秒のことだった。

すぐに魔力を探って子ども達がいる場所に向かっていく。そこにはエリザベスとラルもいるみたいだが、他にも知らない魔力が複数あった。

エリザベス達がいるから何か起きてるとは考えにくかったのでとりあえず自分の目で見て確認するのを優先した。

「マリ!!ヴィル!!」

「ローラ!!」

「ソフィー!!ルミナ!!アリス!!」

「シン!!」

優里、祐希奈、リリアさん、アスカさんの四人が子ども達がいる部屋に急いで入っていく。すると何者かがいきなり襲いかかってきた。

アスカさん以外の三人は子ども達のことで夢中になっていたから反応が遅れてしまったがアスカさんはシンのことを考えていてもすぐに反応してみせた。