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体育館に響く、ボールの音。
バスケットボールをダムダムとつきながら黙々と練習している少年がいる。
シュートを放ち、それをゴールに吸い込ませる。それを続けている。
「ふぅ…」
少年は汗を拭き、またシュートをする。
シュパッと軽快な音が体育館に広がった。
「凉ー。帰ろうぜー。」
鞄を片手で持ちながら少年を呼ぶ少年がコートの入り口で立っている。
「陣、お前を待ってあげてたんだ…ぞっ」
最後にシュートをするが、それはリングに当たり入らなかった。
「まぁいいじゃん」
「ちょっと待て、着替える」
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