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「某生徒会長みたいなタイプは嫌だがな」
「麗奈か…」
滝沢麗奈。
二年で生徒会長をしていて、俺達とは一年のころに知り合った。
男女問わず絶大な人気を誇り、モデルへのオファーも来ているとかの噂がある。
俺らとは一年のころに知り合ってから、麗奈の中で唯一男子で仲が良いやつらに入ってしまった。
「人気あるけどな」
「素を知っちゃ、誰も寄り付かねーな」
と、馬鹿にしているといつの間にか肩に手が置いてあった…
「素を知ったら誰も寄り付かないぃ?」
「ゲッ!麗奈っ!」
陣が俺の肩に手を乗せている麗奈を見て、叫び声をあげて逃げようとした、が…
麗奈は持っていた鞄をぶん投げて、陣の後頭部に当てた。
当たったときに金属音がしたのは聞いていないことにしよう…
「凉ー?私には誰も寄り付かないのかな?」
「……はて?なんのことでしょう?」
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