第壱話 歩き出し振り回され 

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麗奈は陣をズルズルと引きずりながら三人で帰ることになった。 陣は涙を流しながら、逆らうすべもなくただズルズルと引きずられている。 「なぁ、どこにいくんだよ」 「買い物に付き合ってもらうのよ」 「俺と陣は帰ろうと…」 「関係ないわよー」 俺の家は両親が俺を独り立ちさせるために独りで暮らさせている。 隣町に両親は暮らしてるから苦労はしていないがな。 多分、麗奈が向かってるのは家の近くにある小さな商店街だと思う。 陣の家は俺の家の近くで家族の人達には良くしてもらってる。 「なに買うんだ?」 「ケーキ」 「じゃ、一人で買えるな。じゃあな」 と言って、帰ろうとしたが… 「マ チ ナ サ イ ヨ ネ」 どこのホラーゲームだよ…おい。
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