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麗奈は陣をズルズルと引きずりながら三人で帰ることになった。
陣は涙を流しながら、逆らうすべもなくただズルズルと引きずられている。
「なぁ、どこにいくんだよ」
「買い物に付き合ってもらうのよ」
「俺と陣は帰ろうと…」
「関係ないわよー」
俺の家は両親が俺を独り立ちさせるために独りで暮らさせている。
隣町に両親は暮らしてるから苦労はしていないがな。
多分、麗奈が向かってるのは家の近くにある小さな商店街だと思う。
陣の家は俺の家の近くで家族の人達には良くしてもらってる。
「なに買うんだ?」
「ケーキ」
「じゃ、一人で買えるな。じゃあな」
と言って、帰ろうとしたが…
「マ チ ナ サ イ ヨ ネ」
どこのホラーゲームだよ…おい。
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