ミエナクナ~ル
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チリンチリン♪ 押し扉に付いた小さな鐘の音が小さな店内に響いた。 「いらっしゃいますぇ」 入口からは見えない奥のほうから、舌っ足らずな婆さん声が聞こえた。 婆さんがやってんのかよ。と思いつつ店内を見回す。 「やっぱし雑貨屋か」 小さくつぶやいた。 『どんどこ堂』って名前からして、雑貨屋か骨董品屋辺りだろう。 おおかたの予想はしていた。
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