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シルフォム「…さて、今回同行してもらう生徒を探すか…」
俺は生徒を探す為に、教室棟へと向かう。
と、遠くから誰か怒る声が聞こえた。
『こらぁー、廊下を走ってはいけませーん!!』
シルフォム「ん、この声は確か…」
しばらく歩いていくと新入生の教室が見えてきた。
そこに奥を見つめながら、ブツブツ怒っている講師がいる。
講師「もう…、見た事無い生徒だったけど、規律はちゃんと守ってもらわなきゃダメなのに…」
シルフォム「よう、おひさー。天界支部以来っすね、ユウユウさん」
ユウユウと言われ振り返ったのは、どう見ても幼い…が、れっきとした青年(笑)
他種族は人間と違って見た目の老化スピードが遅い。
かといって、実年齢かなりの桁です←
ユウユウ「あ、シルフォム君。お久し振りですー。やっぱり新築の校舎っていいですね(笑)」
シルフォム「え、いきなりそこ?(苦笑)」
ユウユウ「だって、綺麗な教室で講師出来るってなかなかないですよー。短期でも本部から赴任して良かったですー(笑)」
ユウユウは本部から短期で赴任してきた、かなり能力が高い講師である。他にも何人か本部から赴任してきている。
今から少しでも早く人間界支部の能力を引き上げたいからだ。
昔は人間界支部が学園の中でもトップクラスの成績を修めていた。
まぁ、とある事情で一度撤退したのだが、その話は別の機会にでも。
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