第3話「初めての逃亡(嘘)☆」

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「それはこっちのセリフだ。お前、高校来てないのに何でメイドの格好しているんだよ」 「そ、それは・・・・」 「理由を言うなら許してやる」 「も・・・」 「も?」 「も・・・・・」 次の瞬間、俺はどこからか冷たい風が吹いてきた。 「萌え萌えビーム!!!」 「・・・・・・」 「し、失礼します!!」 「・・・・?」 現実・・・だよな、ここ。菊川は走ってどこかに行ってしまった。 「今のメイド服・・・あそこのメイド喫茶だな」 「お前・・・知ってるのか?」 「だてにメイド喫茶行ってないからな!!!メイド服見ただけでわかるんだ!!素人にはわかるまい」 いや、わからなくて正解だ。 「まぁいいや。とにかく教えてくれよ」 「Ok!!!」 ~メイド喫茶~ 『カララン・・・』 「お帰りなさいませ。ご主人様♪」 メイドたちが名セリフを言う。 「あの・・・ここに菊川 萌って人勤めてませんか?」 「いますよ♪萌ちゃーん。ご主人様から呼ばれてますよー」 「いつ聞いてもいい響きだなぁ・・・」 達也がウンウンとうなずいている。 「いらっしゃいませー。ご主人さ・・・・・ま!?」 「よ、ご主人様からの指名は俺ってわけだ」 「ちょ、ちょっと用事があるので・・・恋歌ちゃんよろしく!!」 「お、おい!!」 また菊川が走って出ていてしまった。 「アイツ・・・」 「もしかして・・・彼氏さんですか?」 「ち、違いますよ・・・」 「そうですかぁ。それじゃぁ、私がお相手しますよ♪ソチラの方はもっとスカートの短い方にお願いしてあげますね♪」 「ス、スカートの短い!?」 達也がマジ興奮していた。いつもの倍、目が光っていた・・・。 第4話に続く。
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