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第4話「初めてのミニスカと萌」
「えっと、まずはご主人様のお名前からお聞きしましょうか」
「上杉 鋼です」
「鋼君ですね。私は『清水恋歌』です」
「珍しいですね・・・メイドが自己紹介なんてするの」
「いぇ、今はあなた方しかいないので。メイド喫茶には初めてなんですか?」
「まぁ・・・はい」
「そうですかぁ♪」
すると、清水さんが俺の横に座ってきた。
「私ね・・・今、とっても癒されたいんです・・・」
「え・・・?」
「もし・・・鋼君がよかったら・・・してくれませんか・・・?もちろん、2人きりで」
する!?何を!?2人きりって何するんだよ!?癒されたい!?
「・・・クス」
「・・・?」
「冗談ですよ。鋼君は信じすぎですよ」
清水さんが笑って言う。
「いや・・・だって清水さんが真面目に言うから・・・」
「からかってごめんね。でも、鋼君みたいな人は珍しいかも」
「どういうことですか?」
「普段のお客様なら本気でやろうとするから☆」
いやだからやるって何を!?
「それと、清水じゃなくて恋歌でいいよ♪」
「・・・じゃぁ、恋歌さんで」
「うんうん♪」
「あの・・・」
「何?」
「スカート・・・短くないですか・・・?」
「鋼君、鋭いね。今だけスカート短くしてるんだよ」
「そ、そうなんですか・・・」
「あれ・・・?もしかして見えてたりする?」
「え!?」
「ちなみに色は・・・」
「言わなくていいです!!!」
「もう、恥ずかしがらなくてもいいのに」
「そういうことじゃなくて・・・」
「・・・・・ま、いいけど」
そうだ、肝心なこと聞くの忘れてた。
「あの、恋歌さん。霧島のことについて話があるんですけど」
「萌ちゃんのことで?」
「アイツ・・・霧島はいつ、どうしてここに勤めているのか理由を知っているな理由を教えてください」
第5話に続く。
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