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「咲華ちゃん!!」
「…憂羽」
二人は、顔を見合わせて頷いた。
そして、憂羽はばっと両手を上に上げ、
「恋したーい!!」
と、大声で叫んだ。
あまりにも大きいので、クラスのほぼ全員が、憂羽の方を向いたほどだ。
「…憂羽、恥ずかしい」
呆れ気味に咲華が言う。
「だってさ、咲華ちゃん?このクラスにいい子いないし、かと言って先輩とかも…ねぇ?」
「…確かに。先輩だと、受験とかあるしね。…それよりなにより、年上の考えることって分からない!!」
「そうそう!そうなの!!」
憂羽の目が輝く。
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