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「まさか、こんなことになるとは思ってなかったな」
「なんだコウタ?お前ずっと街守衛(マチシュエイ)だったじゃないか?やる気なかったのかよー?」
振り返ると、後ろの席に座るヒカルがにやついていた。
「やる気はあったさ。そうじゃなくて、まさか他の街に攻め込むことになるとは思ってなかったってことだよ」
俺は眼下に広がる霧がかかった景色見ながら言った。
「ちょっと黙っててくんない?今すごい危険な状況なの二人だって分かってるでしょ?」
マツリの怒気のこもった言葉に俺とヒカルは体をすくませた。
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