"白の部屋"
3/4
読書設定
目次
前へ
/
65ページ
次へ
僕は訊ねる。 「何を見てるんですか?」彼女は黙って窓の外を指差した。 窓の外もこの部屋と同じ、全てが白い世界。それ以外、特徴と呼べるものの全くない景色が広がっていた。 窓の外よりかは、窓の外に向かって伸びた彼女の異常に白い腕の方に、僕は目を惹かれた。 「何もないですね」 僕は言う。 「違うわ。全てあるの」 彼女は言う。
/
65ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
21(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!