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「どうしてそんな嘘ばっかつくの!?別にやましいことがないなら本当のこと言えばいいじゃん!!秋人の馬鹿っ!!」
私がそう言って秋人の家を飛び出したのは昨日の夜。
そして今日は誰にも会いたくなくて、自分の部屋にこもって泣いていた。
付き合う前から、秋人が優しいけれど、少しいい加減なところがあるのは何となく感じていた。
誰も悲しませないようにしようとする秋人は、そのためになら嘘もつく。
それが私をこんなにも苦しめていることを秋人は分かってない。
何で分かってくれないのだろう。
それとも、私がおかしなことを言っているのだろうか。
そんなことを泣きながら考えた。
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