"ケンカとその後"

3/5
前へ
/65ページ
次へ
夕方、泣き疲れて眠った私は携帯の着信音で目がさめた。 秋人だ、と思って私は反射的に電話をとる。 「何よ今更っ!!言いたいことがあるなら直接来て言いなさいよ!!」 私はすぐに啖呵を切った。 「え…、えーと…。もしもーし…?なっちゃん…だよね?」 「え…かっ、蒲田君?」 私は驚いて、携帯の画面を覗き込むように見る。 私は、あっ、と声をあげる。 そこには秋人の名前ではなく、蒲田君のフルネームが表示されていた。
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加