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夕方、泣き疲れて眠った私は携帯の着信音で目がさめた。
秋人だ、と思って私は反射的に電話をとる。
「何よ今更っ!!言いたいことがあるなら直接来て言いなさいよ!!」
私はすぐに啖呵を切った。
「え…、えーと…。もしもーし…?なっちゃん…だよね?」
「え…かっ、蒲田君?」
私は驚いて、携帯の画面を覗き込むように見る。
私は、あっ、と声をあげる。
そこには秋人の名前ではなく、蒲田君のフルネームが表示されていた。
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