木の葉の国

転校生

俺は、傘を差すのも面倒で、学校への道を歩いていた
雨は好きだ

嫌なことを何もかも洗い流してくれる

俺は立ち止まってずっと雨を見ていた

滴が上から下へと落ちていく
何でなんだ？
雨を見ていてもあきねぇなんて…
冷たい感触が、逆に気持ち良い…

んっ、いつからそこにいた？

俺の目の前に、金髪のいかにも生意気そうなあいつがいた