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私が皿を洗い、ラヴェンナが皿を拭く体勢になった。
真面目に仕事をしているラヴェンナが珍しすぎて気が狂ってしまいそうだ。
「・・・そーいえばさー・・・。」
「ひぃやぁっ!!」
いきなりラヴェンナが話かけたため、びっくりして変な声を出してしまった。
「そんなビックリするなよ。」
と、笑顔でラヴェンナがいってくれた。
「は・・・はは、ゴメンねラヴェンナ。」
と、ラヴェンナの笑顔を苦笑で返す。
「そーいえばさー、雅っていっつも眼鏡かけてるけど、コンタクトレンズとかにしないの?」
ラヴェンナの何の唐突もない質問に余計ビックリする。
「なんでそんなこといきなり・・・まぁ、理由は目の中に異物を入れるのが怖いだけなんだけどね。」
「そうなんだ・・・。雅は眼鏡つけないほうがいいと思うんだけどね。」
「はぁっ!?」
今日は、ラヴェンナにビックリさせられ続けて寿命が何年か縮んだような気がする。
「眼鏡はずしたほうがいいって・・・。ほら!一回外してみてよ!」
と、私の眼鏡に触れようとした。
「ちょっ・・・やめなさい・・・!ってあ・・・!」
油断をしたすきに眼鏡をとられてしまった。
その時だった。
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