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メイドの朝は早い。
まず、仲間の執事を起こす。
「ラヴェンナ~起きて~・・・」
「うーん・・・あと少し・・・」
いつもこうだ。いつも、いつも・・・!
「てめぇ・・・!」
「・・・うん?なんだ、雅かぁ・・・」
「少しは早く起きろよおぉおぉぉおぉ!!!」
「あぁ・・・起きるからそういうのはやめてくれよぉ・・・」
「だったら早く身体を起こせっ!!」
このイタリア人はホントに朝が苦手だ。
そんなイタリア人をほっといて、朝ご飯を作る。
「えーと・・・コーヒーはここに・・・サラダつくんなきゃ・・・」
~数分後~
「ふー・・・なんとか出来た・・・」
次は、文様を起こしに行く。
「文様~朝ですよ・・・ってなんでラヴェンナがいんのよっ!」
文様の部屋にはさっきまでベッドで寝ていたラヴェンナの姿があった。
「別に、可愛らしいお嬢様を起こしに来ただけだけど?」
「雅っ!早くこいつ剥がしてちょうだいっ!」
文様が困った顔をして私に訴えかけた。
ラヴェンナは強度のロリコンで、いつも文様にくっついて歩いている。
「ったく・・・このロリコンがっ!!早く離れなさいっ!」
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