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ちらっと時計をみた。
「文様、今日は遅くても大丈夫なのですか?」
文様は合唱部に入っており、全国でも優秀な成績を残している。優秀な部活には朝練はつきものなのだが・・・。
「あらっ!もうこんな時間っ!ラヴェンナっ!早く結んでっ!」
「はーいはい。」
ラヴェンナは慣れた手つきで文様の髪を結った。
「ありがとっ!行ってくるわっ!」
と言って、文様は走って出かけていった。
「・・・食器洗おう・・・」
「俺もやる~♪」
「お前は洗濯。」
「・・・はぁーい。」
ラヴェンナはつまらないような顔をして、洗濯機のある部屋にむかいはじめた。
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