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「ふぅ・・・。やっと終わった・・・。」
一息ついて、居間にあるソファーに寝転んだ。
食器洗いや、ラヴェンナの世話をみていたらもうお昼をまわっていた。
ぐぅ~・・・。
「うっ・・・。」
広い居間に私の腹の音が響く。
そういえば、朝も忙しくて何も食べていない。
「なんか食べたいな・・・。」
そう思っていた矢先に目の前に、さっき洗濯干しを手伝っていたら、「後はヨロシク☆」と言ってどこかへいってしまったラヴェンナの姿が飛び込んできた。
「お前・・・どこ行ってたんだ・・・よ?」
「ハイッ☆」
ラヴェンナとほぼ同時に飛び込んできたのは、皿にのっかったパスタだった。
「私に・・・?」
「うん✨」
「あ、ありがと・・・」
幻覚だろうか。
ラヴェンナが格好よくみえた。
にしても旨い、このパスタ。
「大分お腹減ってたみたいだね。」
そう言ってラヴェンナは微笑んだ。
「そ、そんなことないもんっ!!・・・てゆーか、これラヴェンナが作ったんでしょ?」
「うん。」
「なんか・・・美味しい・・・。」
何故だか素直に美味しいという言葉が言えなかった。
「あ!もしかして惚れた?」
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