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好きでいていいかな？と聞いたくせに返事は聞かないと行って校舎に入っていく女｡
荒瀧くるみ……らしい……｡
図書委員で一緒になって初めて活動する日
俺の顔を見るなり自己紹介を始め,極め付きには“好きだ”と告白をしてきた女｡
図書委員が一緒だからと教室まで迎えに来られて
あいつの仕事が終わったから“帰れ”と言えば“待っていたい”と言って
先に帰ったかと思えば俺へコーヒーと手紙を残して帰った女｡
今日も朝からペラペラ喋って学校まで話続けていた女｡
その荒瀧くるみと言う女の後ろ姿を見つめていると
桜の花弁が散っていく｡
あいつは一体何なんだ…？
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