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アルマン「さて、行きながら質問を聞こうかの。何から聞きたいのじゃ?」
と歩きながらアルマン問う。
遊斗「ん~、質問が多過ぎて何から聞こうか…」
聞きたい事が多過ぎて遊斗は悩んでいた。
アルマン「何でも聞くがよい。時間はあるからの。フォッフォッフォッ」
と学園は休みなのか、誰もいない廊下を歩きながらアルマンは言う。
遊斗「じゃあ、ここはどこでどんな場所なのか。魔法とはなにか、教えてもらえませんか?」
と言う遊斗の顔は好奇心に満ちあふれていた。
アルマン「ふむ、ここはグランスタ大陸に唯一ある国の一つセクレイド王国じゃ。ここはその中のクロノトラルと言う都市のクロノトラル魔法学園じゃな。魔法の説明はあとで追って説明する。」
と言うとアルマンは3メートルはある扉の前で歩みを止める。
遊斗「うーん、聞いたことないな…。ってあれ?どうしたんですか?」
遊斗は歩みを止めたアルマンに聞く。
アルマン「自分がいた世界とは別世界…と言っても信じられんじゃろ?これから色々と理解していくとよかろう。そしてここがワシの部屋じゃ」
アルマンの目の前には豪華な装飾がされた扉があった。
アルマン「いつ見てもこの装飾は目がチカチカするわい。ほれ、入りなさい」
と言うと目の前の扉が独りでに開きはじめ、アルマンは部屋へと入っていく。
遊斗「別世界…ね」
遊斗も呟くとそれについて行った。
部屋の中は扉に負けないぐらいの広さをもっており、
天井にはシャンデリアがあり二階まであるようであった。
アルマン「すまんが、質問タイムはおしまいじゃ。これからちと探し物をしないといけないのでな…」
とアルマンは言うと、自分の立派な机の引き出しから
沢山の鍵がついた鍵束を取り出すと二階へ上がって行った。
遊斗「まだ全然聞いてねーよ…」
そう呟き、しかたなく遊斗は部屋を見てまわることにした。
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