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「いらっしゃいませこんばんわ～！」
店内に僕の声が響きわたる。
学校が終わった後の午後６時、
僕は学校から自転車で３分ほど走らせたコンビニでアルバイトをしている。
本当はうちの高校はアルバイト禁止なのだが、
両親の離婚という家庭の事情を先生に話し
特例としてアルバイトを認めてもらっているのだ。
但し勉学に励まなければならない学生の本分もあるので
毎日バイトすることは認めてもらえず、
月、水、金曜日の週３日のみ、
午後６時～９時までの３時間のみなので、
大した収入にはならないのだが…。
人と接する仕事がちょっと楽しいと思えるのは母の血筋なのだろうか？
学校に行くことに楽しさを見出だせないでいた僕の
今の唯一の気が紛れる場所だ。
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