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そして、最後に一つ尋ねた。
「昨日俺がやったやつ。おかしかったよな?なんでだ?」
「あれが心の弱いものが、落とし物の魔力に負けた姿だよ。ご主人は負けなかったみたいだね」
なるほどなるほど。
これで大分謎は解けた。
「じゃあボクは他の落とし物を探してくるね。見つけたらまた呼びに来るから」
白い翼を広げて、飛び立っていった。
「すげぇ展開だな」
総司が呟やく。
唯と奈々とはもう別れていた。
「リアルじゃないよな。俺、一気に疲れたよ」
足取りは重たい。
そんなこんなで、家の前に来ていた。
「じゃ、また明日な」
手を振って別れた。
「アイツ、大変だよなぁ」
怜は総司を心配した。
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