シルバーリング

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「…ハァハァ……遅刻だ…」 雲一つない澄みきった晴天のもと、彼の通う川崎高校へと向け、汗だくで走っていた。 彼の名前は沖田総司。 ん?どこかの組長みたいだって? その通り。 総司の父は根っからの新撰組マニア。 自分の姓が沖田であるのをいいことに、息子にかの美剣士の名前をつけたのだ。
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