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結局遅刻してしまい、HRの間中立たされていた。
学校特有のチャイムがなり先生がでていくと、走り続けたせいでガクガクしている足を休めるため席に着いた。
すると誰かに後ろから頭をくしゃくしゃされた。
犯人は後ろを向かなくてもわかる。
「やめろよ。怜」
そこに立っているのは、整った顔立ちで、その容姿に似合ったセミロングの髪を少し染めた長身の少年だった。
「おはよう。総」
ニコッと微笑んだ。
怜は総司と小学校から一緒の、いわゆる腐れ縁ってやつだ。
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