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荷物を片付け終えた頃には時計の短い針は7時をさしていた。
何時間も片付けをやっていたと思うと、集中力って凄い。
いつまでも部屋着を着ている訳にはいかないから、適当に温かな服に着替え、その上からパーカーを羽織り鏡を覗き込む。
鏡に写った私は目に涙を溜めていた。
それが何だか惨めに思えてパーカーの袖口で目を擦った。
それからは一心不乱に自転車に飛び乗り、ある場所へと全力でこいだ。
息切れしながら着いた場所は、もう通う事のない学校。
校門は休日でも開いていて、部活動がある生徒の為に開けておいているんだと思う。
ゆっくりと深呼吸して学校に踏み入れた。
これが最後だと思うと、悲しくなる。
私が向かった場所は教室。
自分の席に座り、バッグからルーズリーフとペンケースを取り出し机に置く。
シャーペンを右手で握り、ルーズリーフに書き綴る。
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