ようこそ、異世界へ

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すっかり日も暮れ 咲希の体力も消耗していた。 疲れ果てていた咲希は木にもたれ掛かかった。 そして座り込み、いぬっこの体を撫でながら寝てしまった。 「いぬっこちぁん…   やっぱりこれ…   取れそうにないね…    ねむくな…っ   ………ス-…ス-」 よほど疲れていたのだろう。 明日になれば夢も終わり。 咲希はそう思い、ぐっすり眠った。 いぬっこは、 そんな咲希を護るかの様に寄り添い眠りについた。
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