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桃「ちょっ…きみ君お仕事もういーのっ?!」
俺は無我夢中で桃の手を引きテレビ局を出た。
「エェねん、終わったし。それに……」
グイッ
バンッ
「こっちのが大事やから。」
俺は人気の少ない細道に桃を引っ張り壁に押しあてて、逃げ場をなくすかの様に顔の横に両手を強くついた。
桃「私、何かした…?きみ君恐いよ……。」
「お前は何も悪ないねん。ただ俺が……ガキなだけやねん。」
桃「きみ君…?」
俯く俺の頬に、心配そうに手を添える桃。
何やってんねやろ俺。
本間なんちゅうか……
ピーターパンって言われるの分かるくらい子供やわ。
……ピーターパンでもこんなヤキモチやかへんわ(笑
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