サイハテ

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―――元々勅隠は普通の一般市民だった 普通の事をして、同じ毎日を過ごしていた しかし勅隠はその“普通”が嫌だったのだ 自ら悪事に首を突っ込み、自分は普通の人間ではないという事に喜びを感じていた ミネイアもまた平凡を憎んでいた もっと非凡な事をしたい 平凡なんて滅んでしまえばいいと思っていた そして二人は出会ったのだ 勅「サラハ。僕は普通が嫌いなんだ」 サ「だからなんだって言うんだよ!!」 勅「だから毎日刺激を求めている。その時、君達に出会った!」 勅隠は時計塔で見せたような無邪気な表情をしている 勅「ビックリしたよ。仕組んだ抗争が静かになってたんだからね」 サ「!見てたのか…っ」 勅「そろそろお喋りは終わりだよ?」 勅隠の携帯が怪しく光る 勅「僕は自ら手を出すのは嫌なんだ」 ピッ…と綺麗に並べれたボタンを押した 勅「だから…このくらいで僕達は逃げるよ」 サ「なっ…?!」 サラハがビックリした途端、遠くで爆発音が聞こえた 勅「じゃあね、サラハ・マージェル」 勅隠はまたボタンを押して、サラハの下から消えた サ「いなくなった…?」 真「どうやらあの音は騙しだったようだな…」 心「この町はもう大丈夫かもしれないよ?」 サ「え…何で…」 心「さっき見たの!町の人達が協力して修理してたのを」 真「あんな愚民共でも協力できるのか」 心「真羽ちゃん言い過ぎ…;」 心と真羽は次の国を何処にするのか話している サ「………」 サラハは迷っていたが、勅隠の言葉からしてもうしないだろう。 そう思った 心「サラハちゃん!」 サ「ん、何ー?」 サラハは立ち上がって心の元へ来た 真「次はサガナに行くぞ」 サガナは水の都であり、とても美しいと言われている サ「そんな所に争いがあるのか…」 サラハは少し悲しい顔をした 心「まだ分かんないよ!とりあえず行って見よう?」 心はサラハの心情を察して優しく言った サ「…うん!」 サラハもまた、心の気遣いに嬉しくなった ********** とりあえずブレイン終わり 無理矢理終わらせた感があるな…
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