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アンダースン中尉は作戦室から出て愛機に向かう。
彼の乗る隼には数名の整備兵が機体の整備と修理を行なっていた。
そして、それを労おうと声を掛けた。
「お疲れさん。」
「ア、アンダースン中尉!?」
突然、アンダースン中尉に声を掛けられ整備兵達は慌てながら、作業を一時中断して敬礼をする。
「いいよ、いいよ。
作業を続けてくれ。」
「はっ、失礼します。
ところでアンダースン中尉、何かあったのですか?」
「おう、今から二時間後に出撃になった。それまでに頼むな。」
「二時間ですか…
了解、任せて下さい。」
整備兵が敬礼、そして作業を再開し始めた。
アンダースン中尉は彼らの邪魔をしないように宿舎に帰って行く。
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