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「ん…?」
周囲を警戒するアンダースン中尉はフランカ上等兵の異変を感じ、呼びかける。
《こちらアンダースン中尉、
フランカ上等兵、何かあったか?》
《………。》
《おい、どうした!》
《…あっ!
すみません、アンダースン隊長。考え事をしてましたァ!》
アンダースン中尉の問いに、声を裏返しながら返すフランカ上等兵。アンダースン中尉は首を傾げながら…
《大丈夫かァ?
体調不良なら基地に引き返してもいいぞ。》
《大丈夫であります!
ご心配おかけましたっ!!》
(やはり何か変だ…
出撃前に何かあったのか?
しかし本人が大丈夫と言ってるしなァ…)
…少しの不安を抱えながらアンダースン中尉は再び周囲に意識を移した。
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