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一方、サクヤ軍曹は…
「墜ちろ、墜ちろ、墜ちろっ!」
雄叫びと供に機銃を撃っていた。撃たれているウォーホークは僅かに機銃を横滑りさせ、機銃をやり過ごす。
「なんで…
なんで当たらない!?」
サクヤ軍曹が焦って、何度も、何度も機銃を撃ち続けるが当たらない。
《サクヤ軍曹、かわせェ!》
「!」
アンダースン中尉の無線(こえ)にサクヤ軍曹が機体をロール(横転)させる。
その後方からウォーホーク二機が突然のロールに対応出来ず、サクヤ軍曹の隼を追い抜いて逃げていった。
「追尾されていたのか…」
《サクヤ軍曹、
おめェは撃ちすぎだ。もっと節約しろ、背後もがら空きだ、気をつけろ!》
《はい、すいません!》
《よし、左から三機が来る。俺が頭を抑えるから、サクヤ軍曹は横から狙え!》
《了解!》
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