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《確かに護衛は大変だ。
迎撃戦や制空戦と比べると見劣りするかもしれん。だが…》
一旦、話を切り…
《実にやりがいのある任務だと思わんか?》
アンダースン中尉の問いに、サクヤ軍曹が消えそうな声で答える。
《任務…ですか…》
《あぁ、護衛ってのは責任が重い。だが、それだけの実力があるから任されるって事だ。》
《アンダースン隊長、
すみません。自分は…》
《なァに、気にするなよ。》
アンダースン中尉は落ち込むサクヤ軍曹を励ます。
しかし視線は全方位を警戒し、敵機の奇襲に備えている。
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