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「くァあッ!」
ユベール伍長は機体を横滑りさせたが、回避しきれずに被弾した。
右主翼に12・7ミリ弾が命中、先端が吹き飛ばされた。
《ユベール伍長、大丈夫か!?》
それを見ていたアンダースン中尉が、ユベール伍長を呼ぶ。
《こちらユベール伍長、
右主翼に被弾。されど飛行可能!》
右主翼の先端が無くなったユベール伍長のハリケーンは、飛行が不安定ながらも機体を持ち直した。
しかし、空戦は出来ない。下手に戦闘機動を取ると、被弾箇所から分解するかもしれなかった。
その頃、四機のライトニングは持ち前の加速で離脱。
再び突撃しようと旋回していた。
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