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そこでアンダースン中尉は思い出した。
(ここからなら、
基地無線の範囲内か?)
《こちらアンダースン中尉!
ウエワク基地、聞こえるか!》
《……》
《こちらアンダースン中尉!
ウエワク基地、聞こえるか!》
《…ちら、ウエワク基地管制官。
アンダースン中尉、どうした?》
「有難てェ!通じた!」
アンダースン中尉は嬉しさの余り、拳を突き上げる。
そして手早く現在の状況を説明、救援を要請する。
《了解した、すぐに救援を出す。五分でいい、持たせてくれ!》
《おう、了解した!》
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