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アンダースン中尉の隼の背後には、別れたもう二機の水色のライトニングが迫っていた。
「させるかよ!」
そこでアンダースン中尉は機体を急上昇、振りきろうとする。しかし、
「なンだと!?
振りきれねェ!!」
振りきったはずの水色のライトニングがしっかりついて来ていた。
さらには急上昇した為にアンダースン中尉の隼は速度が落ちる。
しかし水色のライトニングは双発機…
つまり二つのエンジンの馬力にモノを言わせ、アンダースン中尉の隼との距離を詰めてきた。
「上昇がダメなら…」
アンダースン中尉の隼は翼を翻し、急降下する。
アンダースン中尉の隼を追う二機の水色のライトニングは振りきれたが、
囮になっていたもう二機の水色のライトニングが追ってきた。
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