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《ふふ、今は少佐よ。
久しぶりね。貴方が飛行学校で…》
《あの…
その話は勘弁して下さい。》
アンダースン中尉が話を止めよとするが、タカマチ少佐は話を続ける。
《いいじゃないの。
あのアンダースン君が中尉になるとは…》
《タカマチ少佐、
お願いです勘弁して下さい!》
アンダースン中尉は泣きそうな声で叫ぶ。顔はもう半泣きである。
《もう…しょうがないわね。》
タカマチ少佐はつまらなそうに話を打ち切った。
そして、ウエワク基地まであと二、三分の距離になると、ウエワク基地から黒煙が上がっていた。
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