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「でァああっ!」
フランカ上等兵の踏ん張り、アンダースン中尉を安全な場所まで引きずっていこうとした。
「っきゃ!?」
しかし、元々体格差があった上、無理な体勢で引きずっていたからだろう。アンダースン中尉ごとフランカ上等兵が転んだ。
「ぐはぁ!?」
倒れた衝撃でアンダースン中尉が意識を取り戻した。
「あれ…?ここは?」
頭を振りながら、周囲を見渡す。すぐ近くには愛機が草原に不時着している。
「助かったのか…」
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