388人が本棚に入れています
本棚に追加
/807ページ
「………あれ?」
アンダースン中尉が周囲を見渡す。彼には何が起きたのかわからなかった。
「ここは…医務室か?」
「そうですよ、アンダースン隊長…」
サクヤ軍曹が呆れ顔で説明する。
アンダースン中尉の隼が着陸に失敗した事。
そして気絶したまま、医務室に担ぎ込まれた事であった。
「えっと…それだけ?」
「それだけですよ。他に何か?」
「確か…
フランカ上等兵の…っ!!!」
「…どうしたんです?」
サクヤ軍曹とユベール伍長が怪訝な顔をする。
最初のコメントを投稿しよう!